メディア関係者の方々へ

このたびは、当サイトへご訪問いただきありがとうございます。

最近、当スクールへの取材やお問合せなどをたくさんいただいており、大変光栄なのですが、

とくに広報窓口などもないため、代表であり講師であるわたくしがレッスンの合間でのお電話で

一からやりとりさせていただくのはなかなか大変なものがございまして・・・

誠に恐縮ながら、こちらのページを作成させていただきました。

質問が多い内容や大変誤解されやすい内容などを、こちらにご案内させていただきますので、

よろしければ取材のご参考にされてください。


Q.ハーバリウムとは、なんですか?

A.ハーバリウムとは、もともとは『植物標本の集積物』のことをさす英語ですが、昨今の日本においては、インテリアとしてのハーバリウムという言葉が定着しつつあります。

ハーバリウムとは、ボトルの中に、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを長いピンセットなどを使用して入れていき、そこに専用のオイルを注いでフタをしたものです。

近年、急激に知れ渡ってきたイメージですが、実は数十年前から日本にあるものだそうです。

(実際、私の祖母も昔、持っておりましたし、生徒さんも数十年前に購入した実物のお写真を

見せてくださいました)

Q.生花は使用しないのですか?

A.ハーバリウムでは1滴の水分もカビの原因となるため、生花は使用しません。

Q.中に入っている液体は何ですか?

A.無色透明のオイルになります。使用するオイルについては、いくつか種類があり、それぞれが、お酢とお醤油くらいまったく別の物質となり、混ぜると化学反応などがおき、液体が白濁する恐れがあります。同じ無色透明の『ハーバリウムオイル』となっていても、その成分は様々、粘度も様々になります。

使用には正しい知識が必要となりますが、あまりに簡単に手に入り、そして模倣して作品を作り、

あまりにも簡単に売ることもできてしまう世の中ですので、、、

どのような知識のもと、どのようなオイルを使用のもと作製されたものなのか、、、

買い手側がきちんと見極めていかなくてはならない状況です。

中には、最初から褐色(茶色っぽく変色)しているもの、色抜け(花材の色素が抜けて、オイルが無色ではなく色水のようになる)しているものを普通に販売している店舗、個人(net)なども出てきています。

Q.ベビーオイルを使用するという記事を見かけましたが、ベビーオイルを使用しますか?

A.本当にハーバリウムを大切に思っている作り手の方々はきっと絶対に使用しません。

ベビーオイルの成分が花材に影響し、褐色や色抜けを促進する場合があります。また、

そもそもベビーオイルでは粘度が足りず、サラサラすぎるので、ハーバリウムには不向きです。

あくまでも、代用という感じで、個人的な観賞用としての使用なら良いかもしれません。

(ベビーオイルを使用したハーバリウムの販売は薬事法違反になる可能性もあるとか、、)

Q.ではオイルの種類は具体的に何になるのでしょうか?

A.主流なのは、ミネラルオイル(流動パラフィン)と呼ばれる石油系のオイルや、シリコーンオイルと呼ばれるものになりますが、粘度や成分は様々になります。ハーバリウムの作り手が売るばかりではないので、揺らぎ感の出しずらい粘度のものも多々売られております。売り手も買い手も作り手も、、オイルの性質や粘度のことまできちんと理解して作製している人は、まだまだ少ない印象です。

また、オイルにこだわり、独自のオイルを開発しているところもありますが、内容を公開していない場合が多いです。

Q.教室だとどちらのオイルが多い、お店だとどちらのオイルが多い、とかはありますか?

A.教室やお店によって使用しているオイルは様々です。導入する人の知識や好み次第だと思います。

当方のリサーチや独自の研究によると、石油系の流動パラフィンはリーズナブルであるが温度変化に弱く、低温で凍って白くなってしまい、また、ハーバリウムの褐色や色抜けなどにも影響がある気がいたします。(数種類のみ当方にて検証済)

対してシリコーン系は、温度変化に強く、安定したオイルで、流動パラフィンでは使用できない花材が

使用できるなどの良点がありますが、少し値段が高めの印象です。

そういったことも加味して導入を選定しているところもあれば、何もわからずに、ただ

『ハーバリウム用』ということで使用している場合も多いようです。。

Q.褐色と色抜けについてもう少し詳しく・・・

A,ハーバリウムは、オイルの中にお花を入れ、その色味などが長持ちするのでお手入れ不要で

長く楽しめる、とされていますが、その『長持ち』とは、花材によって変わります。

1か月ほどで変化が現れるボトルもあれば、1年やそれ以上、目立つ変化がないボトルもあります。

『1年以上もちます』などと言い切ってしまっているのをたまに見かけますが、経年劣化データが

とれている作り手は、ごく一部な気がしています。

ただし、ハーバリウムは褐色してしまっても、それはそれで茶色っぽく、あったかい感じの

ボトルになりますので、褐色してしまったあとも楽しめるという意味では1年以上楽しめる、

というニュアンスで間違いないとは思います。

オイルが無色透明の最初の状態が1年もちます、という表現には注意が必要です。

色抜けとは、ハーバリウムに使用している花材の着色料(染料)が液体に染み出していき、

液体自体が黄色、ピンク、青などになってしまうことです。

それはそれで綺麗というかたもいらっしゃいますが、注意書きナシで最初からその状態で

売られている状況は、、、

ハーバリウムを本当に大切にしている作り手の身としては、、悪質に思えてしまうし、

何も知らずに購入してしまうお客様を思うと、胸が痛いです。

Q.オイルは触って大丈夫なのですか?

A.ハーバリウム用とされているオイルは化粧品グレードの安心安全なものが多い印象で、

肌に触れても安全かと思います。が、やはり成分はオイルによって様々ですので、オイルごとの

注意書きなどをよく読むことが大切です。

オイルにはヌメリ感があるものが多いので、手についた際は少し落ちにくいです。

また、衣服などへの付着にも注意が必要です。(害があるということではなく、落としにくい)

Q.撮影で、ベビーオイルなど代替品を使用して、簡単に作れるハーバリウムを

作ってもらうことは可能ですか?

A.当スクールでは、絶妙な揺らぎ感やふんわり感をだすためにとことんこだわった粘度のオイルを

使用しています。また、花材を大切に思うあまり、すぐに褐色や色抜けなどしないよう、使用する

花材は必ず事前のテストをするなど、、、クオリティを非常に重要視しております。

レッスンでは、ハーバリウムの奥深さや難しさなどをお伝えしており、生徒さんも皆、

難しい難しいと、ため息をつかれるほどです。

なので、推奨していないオイルや花材での作製、ハーバリウムは簡単にできるもの!という

企画内容ですと、、、事前に内容を拝見させていただいた上で、あくまでも、本来の

ハーバリウムの代替えであることが明確である場合のみ、ハーバリウムのクオリティが

誤解されない内容である場合の企画のみご協力させていただいております。

Q.プラスチック製のボトルやコルク栓のボトルは使用可能ですか?

A.オイルの性質上、染み出す可能性があるため、当スクールとしては推奨しておりません。

Q.LOABELは関東で初めてのハーバリウム教室なのですか?

A.当初、ハーバリム専門のお教室は関東にはなく、生徒さんたちが皆、やっとあった!とか、

ここ以外に教室がない、、とおっしゃって来られておりました。当方のリサーチでも、当初は

ネットでは、まずハーバリウム教室や専門レッスンできるところは関東にはありませんでした。

Q.今は、調べるといっぱい教室がでてきますね?

A.ほんの数か月で、ものすごい数の教室(サロン)が増えました。

最近では、たった数時間でディプロマが取得できる、といったような教室も増えており、

認定校型のシステムになっているので、ディプロマを取得した人は認定校となり、

認定校(認定講師)は次々に生徒さんをもち、ディプロマコースを開講でき、

取得した人はまたディプロマコースを開講し、、、どんどん認定校や認定講師が

増えていき、ディプロマ発行代は組織に入る。といったような一種のビジネススタイルも

増えており、続々と講師が誕生しているようです。

様々なハーバリウム教室が増え続けており、中には、見よう見真似でネットから知識を

得たようなレベルでレッスンを開講している個人のかたや、お花屋さんまで、

でてきているようです。

(菜箸で作らされました~とか、オイルを先に入れてました~、など、実際によく

生徒さんがおっしゃっています。。)

ハーバリウム制作にはとくに国家資格も免許も必要ないため、知識が不十分なかたも

多いようです、、、。

Q.ギュウギュウに詰め込まれたものや空間のあるもの、全てハーバリウムですか?

A.ハーバリムにとくに定義はないので、どちらもハーバリウムだと思います。

作り手さんが意図してデザインしたつめつめのボトルは、素敵なものもありますが、

中には何も考えずに、、お花が泣いちゃうくらいギュウギュウにされているものも

見かけます、、、こういったギュウギュウなボトルはオイルがなくてもできてしまうし、

誰にでもできてしまうので、、やはりオイルがないと出せない揺らぎ感や空間こそが、

ハーバリムの醍醐味であり魅力な気がいたします。

当スクールにおいては、入れない美学、、引き算の美学、空間の美学、みたいな感じで、

レッスンでは言っております。

ハーバリウムは誰でも作れる簡単なものだ、詰め込むだけ、と思っていらっしゃるかたも

まだまだ多いのですが、この揺らぎ感やふんわり感を出すことや、枝の向き、

お花の向き(お花がつぶれないように)を計算して、1周ぐるっと美しく制作すること、

空間デザインしたり配色を考えていくことは、非常に深く、難しいのです。

とはいえ、つめつめで綺麗に見せるというのも、実はテクニックがいるのです。

いずれにせよ、きちんと作りこむハーバリウムは非常に難しく、とても時間がかかります。

(長いかたで、お花選びを入れて1本に3時間近く作りこまれるかたも!笑)

Q.なるほど...ハーバリウムって本当に難しいんですね

A.いや、簡単に作ろうと思えば数分でもできてしまいます(^^)

非常に難しい反面、とても簡単にできるものもあり、4歳くらいのお子様からでも、

十分お作りいただけるほど、簡単だったりもするんです。

子供でも数分で作れるくらい非常に簡単な反面、デザイナーでも数時間かかるほど難しい、、、

それこそが、ハーバリウムの不思議な魅力なのかもしれません。

ちなみに子供さんたちの感性って本当に素晴らしくて!ちびっこたちの作るボトルは

とってもきらめいていて、素敵だったりします。

Q.ちなみに造花などは使用できるのでしょうか?

A.作り手の自由ではありますが、厳密に言うと造花に使用している接着剤などの成分が、

オイルと反応し、花材に影響を与える場合があるので、本物のお花との混合は避けたほうが

良いかもしれません。

が、そもそも造花をオイルに入れても揺らぎ感やふんわり感は出しにくいので、、

当スクールでは本物のお花以外は使用していません。

(今時の造花は、アーティフィシャルフラワーと呼ばれ、本物そっくりで、素晴らしいものは

とっても多いのですがね!)

Q.お花以外のものが入っているボトルも見かけますがあれらもハーバリウムですか?

A.ハーバリウムが人気になると、なぜか不思議な進化もしていくわけですが、、

最近ではいろいろなモノをハーバリウムに入れて作製するかたも増えています。

リボン、羽、スパンコール、砂、石、貝、中にはぬいぐるみまでお花と一緒に入れたり、、

スティックをさして香りを楽しむようなフレグランスオイルの中にお花を入れていたり、

リキッドキャンドルの中にお花を入れていたり、オイルの真ん中にリースのようなものを

浮遊させていたり、、、 本当にいろいろでてきています。

それらすべてが、ハーバリムとしてくくられがちではありますが、、、、

まず、褐色や色抜けのテストをしっかり行っているのかが気になります。

そして、ずっと植物のみを尊重して植物だけを入れてハーバリウムを作ってきた身としては、

正直、いろいろなモノが入ったすべてを『ハーバリウム』とひとくくりにするのは、

なんとなくもやもやとしております。。

あくまでもこれは当方の個人的な意見になりますが、、、それらはハーバリウムではなく、

『ハーバリウム風』であるという認識でおります。

やはり、王道のハーバリウムとは、オイルの中に、本物の植物だけを入れこみ、その植物を

最大限にひきたつよう入れ、オイルの適度な粘度によって、それらを魅力的にとどめる―。

ギュウギュウにおしこめるでもなく、造花やお花以外のものを入れるでもなく、

リース調のものを入れてしまうでもなく、、、本物のお花たちが、ありのままの姿で、

1番ひきたつように入れられて、オイルによってきらめいて揺らいでいるものこそが、

ハーバリウムだと私は個人的にはそう思っております。


長くなりましたが、、、ハーバリウムは簡単だけれど奥深い!という、そんな不思議な魅力を、

ぜひぜひ広めていただきたいと願っております。

もちろん、広めるだけでなく、さよならの方法(処分の際の方法)もきちんとご案内いただくなどの

ご配慮もお願いいたします。

というわけでもうひとつ、、、

Q.ハーバリウムの処分方法は?

A.オイルをそのまま流してしまっては良くないので、牛乳パックなどに紙を入れて、

吸い込ませて、自治体の分別区分に従って廃棄します


というわけで当スクールはハーバリウムのクオリティ重視でやらせていただいておますので、

『ハーバリウム風』のご紹介番組や、ハーバリウムは簡単にできます!などの企画の場合は、

出演やご協力は、どんなに有名番組さんであっても難しいです。。

逆に、ハーバリウムのクオリティや美しさをとりあげてくださる企画には全力で協力させて

いただきます。

どうか、上記内容をご理解いただきました上でお問合せくださいますと幸いです。


最後に、本ページの内容はあくまでもわたくしの個人的な見解、ご案内であることも

ご了承ください。

色々と言ってまいりましたが、、、たとえどんな形であれ、品質がどうであれ、、

何が入っているであれ、どんなオイルを使用しているであれ、、、

ハーバリウムやハーバリウム風を通して『お花』が人々の生活に少しでも身近になり、

お花を見て、『美しい』と思う大人が、子供たちが、日本中にどんどん増えていったら、、、

そんな素敵なことはないと思っております。




LOABEL flower&school

  代表講師/ハーバリウムデザイナー  Rio OKADA

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